(5才に向けてのエネルギーを貯える時期)
◆言葉で表現する力がつき言葉も幼児語から生活経験を意欲的に語る方向に変化し語彙量も獲得できるようになる。自分の要求を相手に伝えたいという要求が強く、自分の思いを伝えたいのに伝える力量がないと『はにかむ』こともでてくる。とにかく他者を意識して自分を語る時期。言葉だけをとらえるのではなく、手先の問題、全身運動の充実が話しことばの広がりにつながっていくことを忘れてはいけない。
◆仲間と関わる中で集団が育つグループや、給食当番活動などを通して仲間を共有できる友達の励ましなどで、仲間意識がでてきて、楽しくやることもできる。仲間になじめない子がいないよう、楽しい集団遊びを取り入れみんなが人れるよう配慮し、『またやりたい』という要求を、こどもたちの中からでるよう心がけ、遊びや活動を充実し、意欲的な子を育てる。
◆集団遊びをするなかでルールにのって遊ぶおもしろさがわかる時期(ひょうたん鬼、こおり鬼、蛇じやんけん、花いちもんめ)。ルールを守らない子もでてくる。仲間とかかわって自分の感情をコントロールできる自制心もでてくるようになる。ルールのある遊びをたくさんやりたがり、『またやろう』など要求がでてくる。遊びを通して友達との結びつきが深くなる。
◆身辺の自立生活習慣が一応できる。衣服の調節『寒さ、暑さ』など自分で考えて調節できるようになる。リユックの中身を自分でだしていれられるようになる。昼寝も一人で寝られるようになる。